関東大会の初戦を勝ち上がり対戦することとなったのは、日本リーグ所属のアニージャ湘南さん。

日本リーグのチームと公式戦で対戦するのはレディース創設以来初。ここを突破しなければ全国へは繋がりません。強度の高い格上相手と真剣勝負する機会はもう二度とないかもしれないと自分達を奮い立たせ、ジャイアントキリングを起こしてやろう!と、熱い気持ちで試合に臨みました。
連日の寒い中、この日も応援席にはリガーレファミリーの姿が。そして両チーム、太鼓を持った応援リーダーも参戦してくださり、応援合戦も見ものとなりました。

スターティングメンバーは、#6飯村、#9三尾、#18嶋田、#28神永、そして守護神#21新井。
1stピリオド相手のキックオフで試合開始。
開始早々は互いに強度の高いプレスをかけ合い、リスクを負わず、ロングボールで回避する展開が続きます。
相手にファーストシュートを打たれますが、#21新井がしっかりセーブ!中盤で互いに激しく身体をぶつけ合い、決定的なチャンスを作らせません。2ndセットの#4木村、#5植村、#7小根山、#10宮田に交代。
#5植村の機動力のあるプレスを中心に、相手に自由を与えません。相手キックインからの強烈なシュートを#10宮田が顔面で受けるも、怯むことなく強い気持ちで試合を続けます。高い強度の中、少し短めにセット交代を繰り返していきます。相手の細かいフェイクやテクニックを見せつけられますが、それでもリガーレらしく泥臭い守備でしつこく身体を投げ出し、決定機を防ぎ続けます。しかし、耐えきれず試合が動いたのは1stピリオド7分。相手の高い位置からのキックイン。ゴール前に蹴り込まれた速いボールに一瞬のフェイクで合わせられ、失点。0-1。
このスーパーゴールで少し相手の流れになってしまったか、その直後もピヴォのキープから走り込んできた選手に抜け出されピンチに。GK#21新井が跳ね返すも、こぼれ球は再び相手の元へ。守備が整っていない中で強烈なシュートを打たれますが、再び#21新井が反応し、滑り込みながらのビッグセーブでチームを救います!その後も自陣での守備の時間が長く続きますが、辛抱強くアグレッシブな守備を続け、少しずつ守備ラインを押し上げると、相手陣内でチャンスを作り始めます。
#21新井からのスローを受けた#18嶋田が股抜きで裏へのパス。抜け出した#28神永がシュートを放つも、スライディングで阻止され、気持ちよくシュートを打たせてもらえません。#28神永からキックインでパラレラに走った#18嶋田が右足を振り抜くも、わずかに枠外へ。
#7小根山からのCKのボールを#5植村が右足でファーに流し込むも、#10宮田の目の前で相手GKの足に阻まれてしまいます。チャンスを作り出すものの、なかなかゴールまで届きません。1stピリオド残り2分、ゴール正面、ペナルティエリアのわずかに外でファウルを取られ、相手に直接FKを与えてしまいます。直接蹴り込まれたシュートはクロスバーを叩き、難を逃れます。#4木村からのロングボールに#5植村が走り込む形でシュートチャンスを作り出すも、相手GKに阻まれます。
その後もゴールネットを揺らすことはできず、0-1で試合を折り返します。

日本リーグのチーム相手に得点こそ奪えませんが、チャンスを作り出し、善戦しているリガーレ。必ずまたチャンスはくるし、まだまだ試合はわからないと気持ちを入れ直し、2ndピリオドに向かいます。応援席からの途切れぬ声援も、選手たちを後押ししてくれます。

2ndピリオド、早々に迎えたピンチは、2枚が身体を投げ出して阻止。集中を切らさず、泥臭い守備を続けます。
2ndピリオド4分。相手のCKから、後ろに下げたボールをピヴォに当てられ、反転シュート。#21新井が反応し右手で触りますが、ボールは無情にもゴールに吸い込まれ、追加点を許してしまいます。
2点ビハインドとなり、GKを#18嶋田に代え、この時間からパワープレーを開始します。練習してきたサインからシュートチャンスを作り出すものの、相手の決死の守備に阻まれます。パワープレー返しでゴールに向かうボールには、素早く撤退した#6飯村がヘディングで対応。その後も立て続けにシュートを繰り返していきます。
パワープレーの時間が長くなり、セット交代。相手のボール回しからのダイレクトで裏へパスを出され、完全にGKと1対1のピンチに。強烈なシュートは#21新井が身体を張ってストップ!これ以上の追加点は与えません。もう一度パワープレーを仕掛け、シュートを繰り返すも、相手のコンパクトな守備に阻まれ続け、ジリジリと時間が過ぎていきます。
残り6分、右サイドから#18嶋田がシュートを放ち、弾かれたボールにも素早く反応し飛び込みますが、相手GKに衝突してしまい、イエローカードに。しかし、その後も気持ちを切らさずにパワープレーを続けます。#9三尾が相手のプレッシャーを受けながらピサーダで#18嶋田へ。ファーポストで待っていた#7小根山にシュート性のパスを届けようとするも、ここも相手DFに阻まれます。

残り4:25、タイムアウトをとり、攻撃パターンを再確認します。#9三尾が右サイドから中央で呼ぶ#6飯村へ。#6飯村が素早くフリーになっている左の#28神永へボールを展開すると、#28神永が左足でシュート。ゴール前で#5植村も相手と競りますが、ボールはゴレイラに弾かれます。
相手のパワープレー返しは、#18嶋田が必死に頭を出して阻止。
その後もゴールを目指し続けますが、得点を生み出すことができないまま、0-2で試合終了。格上相手に果敢に挑み続け、諦めずに1点を、そして勝利を目指して闘いましたが、残念ながら最後に皆様と喜ぶことはできませんでした。

この結果をもちまして、リガーレヴィア葛飾レディースの2024-2025シーズンは終了となります。
シーズンを通して、本当にたくさんの皆様にご支援・ご声援いただけましたことを心より御礼申し上げます。
どんなに苦しい時も、毎試合、皆様の応援が私たちの背中を押し、足を動かしてくれていました。
私たち自身も、皆様に応援していただけたこのチーム、このシーズンを誇りに思います。

今シーズンはここで終了となりますが、今後ともリガーレヴィア葛飾レディースへの熱い応援をよろしくお願いいたします!

 

写真提供:naka様
※シーズン通して素敵な写真を撮り続けてくださり、本当にありがとうございました!
最高の瞬間をカメラに収めていただき本当に嬉しく思います!選手、スタッフ一同、大変感謝申し上げます!