レディース創設以来、初めて出場権を獲得した選手権関東大会が千葉県東金アリーナで行われました。
都リーグ時代には越えられなかった壁を初めて自力で突破して手に入れた舞台。負ければシーズン終了となる緊張感の中、恐れるものは何もないボーナスステージだと思って、気負うことなく行けるところまで突き進もう!と、前向きに試合に臨みました。
対戦相手は神奈川県第2代表のカルチェット・フットサルクラブ・レディースさん。
この日も遠方にもかかわらずたくさんのリガーレファミリーが会場まで駆けつけてくださり、熱い応援を力に変えて、トーナメント突破を目指します。
1stピリオド、相手のキックオフで試合開始。
開始早々、素早い前プレスから#18嶋田が横パスをカット。そのボールに反応した#28神永がファーストシュート!相手の体に当たり、マイボールに。そのセットプレーから#18嶋田が右足を振り抜くも、シュートはクロスバー。こぼれ球をしっかり拾い、再度中央でボールを受けた#18嶋田が素早く相手を引き剥がすと、右足で豪快に蹴り込んだシュートがゴール左隅に吸い込まれ、開始わずか20秒で際先よく先制点を奪います!
勢いづくリガーレは、直後にも#6飯村のインターセプトから#28神永へ。得意の1対1から相手を一瞬引き剥がしシュートを放ちますが、相手の足に当たりクロスバーへ。続くCKでもチャンスを作りますが、#9三尾のシュートもポストに当たり、GKに抑えられます。
終始相手陣内でプレーをし続け、セット交代。2ndセットに交代した1プレー目。右サイドやや遠目のキックインからチョンドンで#4木村が放ったシュートがゴールに吸い込まれ2-0!#4木村、待望の今シーズン初ゴールにベンチも観客席も大きく沸きます!
点差を2点に広げますが、その後は相手にボールを持たれる時間が続きます。
シュートモーションに身体を投げ出すもパスを選択され、走り込んだ選手にシュートを打たれますが、#31伊藤が右手一本でなんとか弾きます。その後も遠目から放たれたシュートを#31伊藤がフットセーブ!チームを救います。
再びセットが代わり、1stピリオド6分、#18嶋田からのパラレラのボールに走り込んだ#6飯村が左足でシュート!相手GKに触られるも、詰めていた#9三尾がしっかりゴールに押し込み3-0!
相手はたまらずタイムアウト。試合の立て直しを図ろうとしますが、リガーレも集中を切らしません。
残り2分を切ったところで、#18嶋田に代わり、#14杉本がピヴォとしてピッチに立ちます。
残り時間も少ない中、相手も前からボールを奪いに来ます。プレスを回避しラインを押し上げると、相手の横パスをインターセプトした#6飯村が相手GKと1対1に。しかしボールをしっかりと抑えられ、追加点とはならず。3-0のまま1stピリオド終了。
優位な状況ではありますが、1点が試合の流れを大きく変えることもあるため、気を引き締めて2ndピリオドに臨みます。
2ndピリオド、#4木村、#5植村、#7小根山、#10宮田の2ndセットからスタート。
開始早々、横パスを攫った#10宮田が抜け出しシュート!GKが弾いたこぼれ球に#7小根山が走り込んで蹴り込むも、シュートは枠外へ。前半同様、開始早々から相手ゴールに迫ります。
CKから、#4木村のシュートがまたもゴール隅に飛びますが、これは相手GKがしっかり弾きます。その後もリガーレボールが続き、繰り返しチャンスを作ります。
セットが代わり、2ndピリオド3分。#28神永が#9三尾に当てると、ダイレクトで裏に飛び出した#6飯村へ。相手の戻りを見て冷静にボールを止めると、逆サイドに走り込む#18嶋田へ。#18嶋田が相手を剥がして放ったシュートに、ゴール前で詰めていた#9三尾が反応し、追加点!全員がしっかり絡み、4点目を奪います。
ここで大きくメンバーチェンジ。#7小根山、#14杉本、#17吉川、そして今シーズン初めて公式戦のピッチに立つことになる、#3齊藤。どんな時も腐らずに努力を続けてきた#3齊藤の姿に、ベンチからも応援席からも大きな声援が飛びます。
キックインからのセットプレーで、#14杉本の落としを#7小根山が豪快にシュート。これは相手GKに弾かれます。
相手のトラップミスを見逃さず、ボールを奪った#7小根山が俊足を活かしてカウンター!自らシュートを放ちますが、これはゴールを捉えられません。
相手がボールを保持する時間が増えていきますが、カバーリングを繰り返し、全員で無失点で守り切ります。
セットが変わると、#31伊藤からのロングスローに、抜け出した#5植村が華麗なコントロールからふわりと浮かしたシュートを放ちます。しかしこれはゴールのわずかに上へ。残り3分27秒で相手のタイムアウト。タイムアウト明けの1プレー目。#6飯村が得意のインターセプトから相手を3人引きつけ、左サイドを走る#9三尾へ。#9三尾が1人引きつけると、逆サイドへ走り込んでいた#18嶋田へラストパス。少し長めのパスに滑り込みながらゴールへ流し込むと、相手GKがゴールポストにぶつかりながらセービング。ゴールを動かしてしまいます。そこでホイッスルが鳴り、審判団が確認し合いますが、ボールはゴールラインを割っていたということで、得点が認められ、更なる追加点!ダメ押しの5点目となります。
その後も攻撃は止まりません。残り2分41秒。#18嶋田からのパラレラのパスに走り込んだ#28神永の足に、ペナルティエリア内でGKの足がかかり、PKを得ます。PKを蹴るのはもちろん#28神永。一度GKにセーブされるも、こぼれ球を自身で冷静に押し込み、6点目。安堵の表情で皆に迎えられます。
しかし残り1分30秒、相手のCKから、中央に走り込んだ選手にうまく合わせられ失点。6-1。
その後、#17吉川を残し、#5植村、#7小根山、#14杉本がピッチに入ります。#5植村のカウンターに相手が集まり囲まれますが、冷静にボールをキープ。#17吉川から逆サイドの#7小根山に振ると、縦に入った#14杉本に当て、#7小根山への落としのボールを再び#14 杉本へ。相手を背負い反転し、逆サイドの#5植村へ。
ボールをしっかり保持し立て続けにゴールに迫りますが、ゴールネットは揺らせず、そのまま6-1で試合終了。
ベンチ登録メンバー全員がピッチに立ち、全員で次に繋げることができました。
気温が下がり寒い中、遠方まで足を運んでくださった皆様、配信で応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
次戦は翌日、他試合の結果、日本リーグ所属『アニージャ湘南』さんとの対戦となりました。
またしてもレディース創設以来初。公式戦で日本リーグのチームとの真剣勝負です。臆せず全員で闘います!
写真提供:naka様