前節から約1ヵ月の期間が空き、関東女子フットサルリーグ第11節が北区滝野川体育館で行われました。
上位3チームに与えられる、地域チャンピオンズリーグ出場への可能性を残すためには、残り2戦の勝利は必須。
前節は勝利を目前に逃し、悔しい引き分けとなってしまったため、今回は何としてでも勝利を掴みたい一戦。
対戦相手は、昨シーズン唯一敗北を喫し、選手権、リーグ戦と2回も悔しい想いをさせられた府中アスレティックFCレディースさん。
共に昇格した関東リーグの舞台でのリベンジマッチとなりました。
1stピリオド、相手のキックオフで試合開始。
1stセットの#28神永、#6飯村、#9三尾、#18嶋田で、テンポよくボールを回しながらゴールに迫ります。
先にチャンスを作ったのはリガーレ。#28神永とのワンツーで抜け出した#9三尾が左サイドから左足シュート!こぼれたボールに#18嶋田が詰めるも、相手GKの身体を張った好セーブに阻まれます。
その後は両チームともシュートチャンスを作れぬまま、2ndセットに替わります。
#4木村、#5植村、#7小根山、#10宮田がピッチに入ると、#5植村からのパラレラのパスに反応した#7小根山が走り込み、右足を振り抜きシュート!惜しくも枠外となりますが、ピッチに入って早々にシュートチャンスを作ります。
徐々に相手もシュートを狙い始めますが、フィクソの#4木村、#6飯村を中心に、安定したカバーリングでゴールまでいかせません。
パスカットからのカウンターでピンチを迎えますが、相手が足を滑らせシュートを打ちきれず、何とか難を逃れます。
その直後、#28神永から#18嶋田へピヴォ当て、反転した#18嶋田が右足の強烈なシュートを放ち、こぼれたボールに#9三尾が詰めますが、ボールはわずかにゴールを逸れ先制点とはなりません。
逆にCKからの相手にボレーシュートを打たれますが、#31伊藤が右足で反応。守護神がゴールを守ります。
試合が動いたのは1stピリオド9分。#18嶋田がエリア内でファウルをもらい、PKを獲得!#18嶋田がそのままPKを蹴り、ゴール右上に突き刺して待望の先制点!会場も大きく盛り上がります!
しかし、やはり簡単な試合運びにはさせてもらえない相手。
先制点からわずか40秒後に、キックインから技ありのゴールを決められ失点。ゲームは振り出しに戻ります。
その後は#5植村や#7小根山、#6飯村、#18嶋田を中心に積極的にシュートを放ちに行きますが、相手の守備に阻まれ気持ちよく打たせてはもらえません。
1stピリオド終了直前まで攻め込み、#28神永が倒れ込みながらシュートを放つも、これも相手GKに防がれ、1-1で1stピリオド終了。
粘り強く同じことを繰り返してくる相手に対し、こちらも粘り強く対応し続けようと2ndピリオドを迎えます。
ボールを奪われても、全員がカバーリングの意識を持ちながらすぐに撤退し、相手の自由にはさせません。
カウンターから#9三尾がトゥーキックでシュートを放ちますが、これも相手GKに跳ね返されます。
#4木村、#5植村が2人で相手を囲み、奪ったボールを#10宮田に繋ぎ、走り込んだ#4木村が左足で折り返しますが、こぼれ球を拾えず相手ボールに。
しかしその直後、#10宮田の守備から再度ボールを奪うと、#7小根山が抜け出しシュート!こぼれ球に#5植村が反応しシュートを打ちますが、これは枠外へ。
この辺りから、非常に激しい攻守の入れ替わりが続きます。
すると2ndピリオド4分、相手のキックインから豪快なシュートを決められてしまい1-2。1点を追いかける展開となり、昨年の嫌なイメージが頭をよぎります。
気持ちをしっかりと切り替えたいところですが、勢いに乗った相手に立て続けにシュートチャンスを作られますが、#4木村、#6飯村を中心に体を張って守ります。
リガーレも徐々にリズムを取り戻し、#6飯村がボールを持つと、#9三尾のブロックからカットイン。#18嶋田に当てると、その落としに走り込んだ#6飯村が豪快にシュート!こぼれたボールに#18嶋田が反応し頭で触るも、相手も決死の守備で跳ね返します。
何とか反撃のきっかけを掴みたいリガーレは、少しずつメンバーを替えながら、リズムを変えていきます。
2ndピリオド8分には、大怪我から復帰した守護神#21新井が、今季ゴールを守り続けてくれていた#31伊藤に替わり、ベンチメンバーに背中を押されながらピッチに立ちます。 #21新井の待望の復帰に、ベンチからも一際大きな声でピッチを盛り上げる声が飛び交います。
すると2ndピリオド10分、勢いづいたリガーレは、#6飯村からのボールを受けた#18嶋田が反転し倒れ込みながら右足を振り抜くと、またもゴール右上に突き刺し同点ゴール!!!嶋田の2点目のゴールに、ベンチも大きく盛り上がります!
引き分けではなく、勝ち点3が欲しいリガーレは、その後も足を止めることなく、豊富な運動量で前からプレッシャーをかけ続けます。シュートチャンスも増え、攻勢を強めます。
2ndピリオド14分。セットが変わった1プレー目、CKから#7小根山がゴール前に速いボールを蹴り込むと、それが相手DFに当たりゴールに吸い込まれ、3-2!劇的な逆転弾に!!ベンチも会場も大きく湧き上がります!
それでもリードはたった1点。全く油断できない展開が続きます。
集中した守備で相手の自由にさせず、ボール保持の時間が増えていきます。追加点も貪欲に狙い続けますが、残り1分を切ったところで、ボールキープに強い#5植村にボールを集め、時間を使います。
そして最後までボールを保持し続け、3-2で試合終了。
追いつ追われつのシーソーゲームを制し、見事昨年のリベンジを果たすことができました!
午後からはトップチームのホームゲームもありましたが、そんな中、レディースの試合にも足を運んでくださった皆様、そして配信等で応援していただきました皆様、本当にありがとうございました。
今年昇格し、初めてチャレンジする関東リーグも、とうとう残り1試合となりました。
最終節も勝利し、地域チャンピオンズリーグへの切符を掴めるよう、最後まで皆で走り切りたいと思います。
選手権もこれから始まるため、このメンバーでできる1戦1戦を大切にしていきます。
今後とも熱い応援をよろしくお願いいたします!
写真提供:naka様