Fリーグ折り返しを迎える第9節、今節の相手は現在、圧倒的な強さでリーグ無敗のしながわシティフットサルクラブ。

今シーズン初対戦となるリガーレヴィア葛飾はどこまで戦えるのか、F2優勝の目標のためにも、現在地を測る意味でも重要な試合は、アウェイ品川区立総合体育館にて行われた。

1stピリオド

前半から高い技術と強力なフィジカルを見せるしながわ、パスを回しながらリガーレヴィアゴールに襲い掛かる。

リガーレヴィアは高い位置からのディフェンスで押し返そうと試みるが、技術の高い相手を前に上手くプレッシャーをかける事ができない。

また、相手の強度の高いディフェンスを前に上手くボールを保持できない。

前半3分、自陣でボールを奪ったあと、パスを繋ごうと試みるも長い横パスを奪われて逆カウンター必死に戻るも混戦から押し込まれ、先制点を許してしまう。

尚も攻勢を強めるしながわ、2分後には中央ゴール前へのピヴォ当てから落したボールを蹴りこまれ、追加点を奪われる。

開始早々から流れの悪いリガーレヴィアはここでタイムアウトを使い、巻き返しをはかる。

しかし、その後もしながわの攻撃は止まらず、守備に回る時間が続くリガーレヴィア、技術の高いパス回しに翻弄される。

しながわは左サイドからのドリブル突破。中央にカットインして放ったミドルシュート。

ゴール前に密集した味方と相手がGK石崎のブラインドとなり3-0。前半の早い段階で3点差とさらに突き放されてしまう。

直後、自陣で奪ったボールをもう一度奪われると、折り返しのパスに押し込まれ、4-0。不用意な形での失点を重ねる。

このままやられているわけにはいかないリガーレヴィアは、森岡の反転シュートや米谷のドリブル突破でゴールを狙う。

リガーレヴィアの攻撃の中心となる二人にはしながわも警戒し、厳しいマークを見せる。

少ないチャンスでゴールに迫る場面も作るが、得点までは至らない。

セカンドセットで出場する菊地、尻屋も特徴を活かして奮闘。

ゴール右でボールを受けた菊地が反転して右足を振りぬくも、相手ゴレイロにブロックされる。

尻屋もスピードを活かしたサイドの突破でチャンスを作る。

これ以上の失点は避けたいリガーレヴィア。

相手の強力なピヴォに対してもフィクソの高橋が厳しくマーク。粘り強い守備を見せる。

しかしその後、菊池の縦パスをカットされると、裏へ浮き球のパスでゴレイロとの1対1のピンチ。

ループシュートと石崎が一度はストップするが、こぼれたボールを再度押し込まれ5-0。

終了間際には、右サイドからプレスを回避されるとそのままドリブル突破。折り返されたボールを一度は尻屋がスライディングで触るもこぼれ球を再度押し込まれて6-0。

その後も攻め手を見つけられず、6-0と大量リードされて前半を折り返す。

2ndピリオド

6点のリードを奪われてしまうが、後半大勢のサポーターに闘う姿を見せたいリガーレヴィア。

前半より守備ラインを下げて、マンツーマンディフェンスからのカウンターでゴールを狙うスタイルに切り替える。

マンツーマンのディフェンスに対し、変わらずボール回しからゴールに迫るしながわ。

前半早々のピヴォ当てには菊池(慧)がタイトなディフェンスで仕事をさせない。

ディフェンスから流れを作るリガーレヴィア、後半2分、左サイドで江本のドリブル。

逆サイドの碓井に絶妙なパスを通すと、碓井の斜めのドリブルから、最後はファーサイドに詰めた菊地(耕平)が触ってゴール。1点を返す事に成功。

このまま得点を重ねたいリガーレヴィア。何度もカウンターからチャンスを作る。

自陣でボールを奪ってのカウンターから折り返したボールに菊地(耕平)がスライディングでシュート。これは相手ゴレイロの好セーブに阻まれる。

その後、今度は右サイドの木村(芳)からの折り返しに高橋が詰めるもゴール上に外れてしまう。

田嶋も森岡へのピヴォ当てからシュートチャンスを作るも、左足で放ったシュートはゴール左に外れる。

タイトにボールを奪いにいく分ファールも増えるリガーレヴィア。

ゴール左からのフリーキックでピンチを招くが、これは木村(芳)とゴレイロ藤川でシュートコースをブロック。得点を与えない。

後半13分、よりゴールを奪うべくリガーレヴィアは碓井がゴレイロのユニフォームを着てパワープレーを開始。

今季全勝のしながわは落ち着いた守備で対応。簡単にはシュートまで行かせて貰えない。

森岡、木村(芳)のパスからチャンスを狙うリガーレヴィア。

速いパス回しから左サイド米谷からの折り返しに合わせたのは熊谷。熊谷の2試合連続ゴールで6-2と追いすがる。

その後もパワープレーから得点を狙うが、なかなかゴールまで辿り着く事ができない。

すると後半終了間際、菊地(耕平)が底辺でボールを奪われると、そのままゴールに蹴りこまれ失点、2-7。

6点差となった前半から、後半はカウンターとパワープレーから追いすがるも、ここで万事休す。

首位しながわとの一戦は力の差を見せつけられる結果となった。

リガーレヴィアはこの試合を含めて6連戦。下を向いているわけにはいかない。

次節はアウェイにてマルバ水戸との対戦を迎える。

9月のホームゲームで破れた相手にリベンジを果たせるのか。チーム全体で前を向いて進んでいきたい。


写真提供:尾池様