8月に予定されていた第5節の延期分として行われた今節、前節痛恨の引き分けを喫しリーグ5位となったリガーレヴィアと、現在6位につけるアグレミーナとの試合。
ヴィンセドール白山とヴォスクオーレ仙台の試合との共同開催として、石川県松任総合運動公園体育館で行われた。
1stピリオド
前節と同じく、集中した守備から試合に入るリガーレヴィア。
ディフェンスで奪ったボールからのカウンターを狙う。
前半、今季途中よりYSCC横浜から新加入した黒田のドリブルでチャンスを作る。
右サイドでのドリブル突破からゴレイロと1対1のチャンスを作るが、これは相手ゴレイロが好セーブ。
その後も森岡、黒田を起点にチャンスを作る。
左サイドから折り返されたボールに碓井が左足で合わせるが、これは相手ゴレイロの正面。得点を奪う事ができない。
アグレミーナ浜松も4人でのパス回しから積極的に裏を狙う。
これにリガーレヴィアはマンツーマンとゾーンのディフェンスを使い分けながら対応。
両者積極的な攻撃を見せるが攻めきれず、試合は膠着状態となる。
なんとか得点を奪いたい、リガーレヴィアは、ピヴォの森岡、熊谷、菊地(耕平)を中心に前線までボールを運ぶが、浜松の素早い戻りを前に決定的なチャンスを作らせてもらえない。
反対に浜松の個人技とパス回しからピンチを迎える場面が増えるが、ゴレイロ藤川が好セーブを見せ、得点を許さない。
両者決めきれない展開の中、先に均衡を破ったのは浜松。
強引なドリブル突破で左サイドを突破、折り返したボールに中央で合わせられ、リガーレヴィアは先制点を許してしまう。
取り返したいリガーレヴィアも攻勢を強める。
右サイドでボールをもった木村(芳)からゴール前に早いパス。米谷がファーサイドに詰めていたが合わせきれず、ビッグチャンスを逃す。
浜松のカウンターからピンチを迎えるが、これはゴレイロ藤川が顔面でブロック。追加点を許さない。
ここでの流血から、藤川に交代して石崎がコートに入る。
浜松はその後もゴレイロが高い位置までドリブルで持ち上がる戦術でゴールを脅かす。
しかしリガーレヴィアも落ち着いて対応。
このまま前半が終了し、リガーレヴィアは0-1と1点ビハインドで前半を終える。
2ndピリオド
このまま終わるわけにはいかないリガーレヴィア。後半も前からのディフェンスで相手のパス回しを封じにかかる。
相手ゴレイロを使った攻撃にも、尻屋、熊谷が運動量のあるディフェンスを見せ、相手の思い通りに攻めさせない。
前からのディフェンスに対し、浜松もシンプルに裏を狙うが、フィクソの位置に入った高橋、木村が集中したリスクマネジメント。シュートチャンスを作らせない。
ディフェンスから流れを掴み、チャンスも増えるリガーレヴィア。
田嶋が菊地(耕平)とのピヴォ当てからチャンスを迎えるが、このボールは枠の外。
シュートチャンスが増えたリガーレヴィアは、セットプレーからもチャンスを作る。
すると、ゴール右で獲得したキックインからの浮き球のボレーシュートで熊谷が合わせる。これが逆サイドネットに突き刺さる。
熊谷のスーパーゴールでリガーレヴィアは同点に追いつく。
このままの勢いで逆転したいリガーレヴィア、守備からのカウンターとピヴォ当てから多くのチャンスを作る。
自陣でボールを奪ってからのカウンター、田嶋と森岡が抜け出すが、田嶋のパスは通らない。
右サイドで抜け出した熊谷が相手ゴレイロと1対1のチャンスを作るがこれは相手ゴレイロの好セーブで得点を奪う事ができない。
追加点を狙うリガーレヴィアに対し、浜松もカウンターで応戦。
相手陣でボールを失ってのカウンターで数的不利のピンチを招くが、ゴレイロ石崎が勇気をもった飛び出しで得点を許さない。
お互いにチャンスを作りながらも、決めきれない時間が続く。
ピヴォ当てからの攻撃に加え、個人技でもチャンスを作るリガーレヴィア。ファウルを貰う場面も増える。
森岡が左サイドでのカットインからシュートを放つが、これは相手ゴレイロの好セーブ。
ゴール中央で獲得したフリーキック、森岡からのパスを碓井が左足でシュートを放つが、枠を捉える事ができず、ゴール左に外れる。
ゴール右のキックインから、森岡が落としたボールに田嶋が走りこむが、シュートはうまくミートする事ができない。
相手ゴレイロの活躍もあり、攻めながらも決めきれないリガーレヴィア。嫌な雰囲気も漂う。
すると後半残り僅か、浜松がピヴォ当てから攻める。
リガーレヴィアゴール右サイドでのピヴォ当てから、落としたボールに走りこまれ、ゴレイロと1対1のピンチを迎える。
これを技ありのシュートで流し込まれ、1-2。攻める時間もありながらも、浜松に再度勝ち越しを許してしまう。
ここでリガーレヴィアはタイムアウト。同点、逆転するべく北監督が指示を送る。
タイムアウト明け、リガーレヴィアは米谷がゴレイロのユニフォームを着てパワープレーを敢行。リスクを冒して得点を狙う。
これまでも多くの試合で得点を奪ってきたパワープレーで、チャンスを伺う。
左サイド森岡からの斜めのパスに碓井が頭で合わせるが、これはポスト。チャンスで得点を奪う事ができない。
中央木村からゴール左にいた米谷にパスが通るが、このシュートは枠を外れてしまう。
残り少ない時間でもチャンスを作り続けるリガーレヴィアだったが、1点が遠い。
反対に残り数秒、浜松がゴール前に放り込んだボールから得点を許し、1-3。
最後までパワープレーを用いながらチャンスを作ったが、ここで万事休す。
5位6位の直接対決となった試合は、勢いのある浜松に敗れる結果となった。
次節は11/13(日)、バルドラール浦安との共同開催にて、ポルセイド浜田をホームゲームに迎えての試合となる。
勝利から遠のいているリガーレヴィアは、勢いにのるためにも次こそ勝利を掴みたい。
写真提供:尾池様