12/9(金)、今シーズン3度目となる水元総合スポーツセンターで迎えるホームゲーム。
対戦相手は今季圧倒的な力でF2リーグ首位をひた走るしながわシティフットサルクラブ。
未だホームで勝ち星のないリガーレヴィア葛飾は、大勢のサポーターの前で意地を見せることができるか。チーム一丸となって強豪に立ち向かう。
1stピリオド
前半からしながわの猛攻が続く。
リガーレヴィア葛飾は前回の対戦とは打って変わって自陣で守備を固めてからカウンターからチャンスを狙う戦い方を選択。少ないチャンスでゴールを奪うことができるか。
立ち上がり、しながわの強力なピヴォに対して、先発したフィクソの菊池(慧)がタイトなディフェンスを見せる。
沢山の下部組織出身の選手が見つめる中でリガーレ生え抜きである菊池の気持ちの入ったプレーに会場も盛り上がる。
その後も猛攻を続けるしながわだが、リガーレヴィアも徹底したマンツーマンディフェンスで対抗する。
自陣左サイドを突破され、ファーサイドへパスを通されるも江本がしっかりとしたマンツーマンディフェンスでシュートを打たせない。
攻撃力が持ち味の江本も今日は守備に奔走。
なんとか失点を防いできたリガーレヴィアだったが、前半6分、一瞬の隙を突かれる。
しながわの素早いパス回しから、自陣左サイドを崩されると切り返しからの強烈なシュートがサイドネットに突き刺さり、先制点を奪われてしまう。
リガーレヴィアはすかさずタイムアウト。ディフェンスの修正を図る。
しかし再開直後、相手のピヴォ当てから反転シュートを決められ0-2。
しながわの爆発的な攻撃力を前に連続失点を許してしまう。
なんとかチャンスを作りたいリガーレヴィアは、カウンターからチャンスを窺う。
カウンターで抜け出した熊谷が相手ディフェンスを交わしてシュートを放つも、これはゴール右に外れてしまう。
2点を失ったリガーレヴィア、前がかりになったところを逆手にとられる。
江本への激しいあたりから、数的不利のピンチを迎えると、これを冷静に沈められ0-3。さらにリードを広げられてしまう。
さらに前半終了間際、しながわの4枚でのパス回しから裏に抜け出され失点。
残り1分でのゴール前でのフリーキックはゴレイロ石崎がセーブするも、このまま0-4で前半終了。
2ndピリオド
ホームのサポーターに闘う姿勢を見せたいリガーレヴィア。後半は前線からプレッシャーをかける。
リガーレヴィアの前からのディフェンスに対し、精度の高いパス回しをみせるしながわだが、リガーレヴィアは強度を高めたプレスでパスの出どころを塞ぐ。
高いディフェンスラインの裏を取られる場面も生まれるが、これは後半から入ったゴレイロ藤川が好セーブを見せ、失点を許さない。
徐々に流れを掴むリガーレヴィア。
大徳、黒田を中心としたパス回しで前進。得点のチャンスを狙う。
左サイドでボールを受けた木村(崚)の折り返しに高橋がファーサイドで詰めるが、ギリギリ届かず。
18歳加世田がスピードを活かした抜け出しから相手ゴレイロと1対1のチャンスを作るも、ブロックされる。
パス回しから碓井のスルーパスに大徳が抜け出すも、これも相手ゴレイロの好セーブ。
チャンスを作るも決めきれない場面が続く。
相手のパス回しに対して厳しいチェックにいくリガーレヴィアだが、うまくかわされたところを後追いのファールが増える。
後半残り8分、ゴール中央でのファールから相手フリーキックのチャンスを与えると、ゴール左へのパスからダイレクトでシュートを叩き込まれ追加点。
さらに直後には自陣でのパス回しからボールを失うと、ゴレイロ藤川が釣り出されたところで横パス。
これを決められ0-6。失点が重なってしまう。
なんとか1点を奪うべく、継続した前からのディフェンスと奪ってのカウンターを狙うリガーレヴィアだったが、しながわの素早い切り替えを前にチャンスを作ることができず。
このまま試合を終える。
首位のチームに果敢に挑戦したリガーレヴィアだったが、圧倒的な力の差を見せつけられる結果となった。
7戦勝ちなしの状態で現在リーグ6位。
全日本選手権出場権争いのために負けられないリガーレヴィアは、次節、アウェイ石川県白山市にて、7位ヴィンセドール白山との順位攻防戦を迎える。
年内最後の大一番に向けてチームを立て直すことができるか。もう1度勝利の景色を味わうために。
どこまでも「泥臭く、カッコ悪く、リガーレらしく」プレーすることを誓う。
レポート:No.1 藤川 優祐
Photo by Akie Umeda