どうも。
都内の職場から練習場所のセガサミースポーツアリーナに向かう為に、初めて“シェアサイクル”を利用したら、スーツでかいてはいけない量の汗をかいた男、藤原です。
電車で帰るんですが…。
最近、とある仮説を立てました。
『色が黒いイケメンは、ちょいお◯”かさん説』
元々うちにいたじゃないですか?
“黙ってればキラ★メン”でおなじみの、あいつ。
そして、もう1人。
色黒で、笑うと白い歯がこぼれる、爽やかなナイスガイ。
新10番のたかき。
チームの練習試合のその日、たかきは練習での負傷により別メニューで調整。
トレーナーの亮さんから課されたメニューは、一辺10mほどの三角形の辺を、
サイドステップでスタートし、進行方向に体の向きをターンして角までダッシュ、
角で切り返したら、またサイドステップ→ターンして次の角までダッシュ、
切り返してサイドステップ→ターンしてダッシュ…
それを続けるという、様々な動きが組み合わせられた、なかなかハードなもの。
スピードが持ち味のたかきには、もってこいのトレーニング。
…と、思いきや。
本来は、【サイドステップ→ダッシュ→切り返し】の繰り返しなのだが、
どうしても、角で切り返した瞬間にダッシュして、次の角の手前で向きを変えてサイドステップしてしまう、たかき。
亮さんが一度止めて、動きを説明する。
「サイドステップから、ターンしてダッシュ!
サイドステップから、ターンしてダッシュ!
いい??」
真っ直ぐな目で亮さんを見て、たかきはなるほどと頷く。
亮さんの、「よーい、スタート!!」の合図と共に、
真っ直ぐダッシュするたかき。
そして、角の手前で急減速して、サイドステップ。
再びたかきを止め、亮さんが動きを実演しながら、説明する。
「見てて。行くよ?
サイドステップから、ターンしてダッシュ!ハァ
サイドステップから、ターンしてダッシュ!ハァハァ
わかった?!ゼーハーゼーハー」
これは、誰のトレーニングだろうか…。
ゆっくりでいいからやってみよう、と亮さん。
もはや、トレーニングの強度なんて今はどうでもいい、と言わんばかり。
周りで見ていた他の選手も、たかきを見守る。
さながら、唯一跳び箱を跳べないクラスメートを見ている同級生たちのよう。
現実に戻ると、物凄い違和感。
だって、あいつ運動神経結構いいはずなのに。
再び、スタート位置につくたかき。
亮さんも心なしか緊張しているように見える。
「いい?いくよ?
よーい…スタート!!!」
合図を受けて、
真っ直ぐな瞳で、真正面を見つめるたかきは、
再びダッシュした。
崩れ落ちるクラスメート…否、チームメイト。
天を仰ぐ先生…じゃなくて、亮さん。
もちろん、最初の角に差し掛かり、直前でサイドステップしたたかきくん。
そして、角で切り返してダッシュする時、彼ははこう言った。
「サイドステップから…ターンしてダッシュ!」
あぁたかき、違うんだ。
そうだけど、違うんだ。たかき。
でも、なんだろう。
こういう子って、みんなほっとかないんだよね。
ということで、検証結果。
『こういうヤツって、なんだかんだモテる』
-END-
さて、開幕まで10日切りました!
今自分達にできることを、とにかくやっていきましょう!
では、あでぃおーす