8月に前半戦から約2ヶ月、未だ勝利のないリガーレヴィアは勝利を掴むために後半戦に挑む。
相手は前半戦で惜しくも敗れたエスポラーダ北海道。アウェイ北海道の地で勝利を掴むことができるか。
これまでの積み上げが試される試合に。

この試合から背番号66の中江がサテライトより昇格。チームの起爆剤になることができるか。

1st ピリオド

前半開始早々、コーナーキックのピンチ。
これをゴール前に折り返され、ファーで合わせられて失点。
出鼻を挫かれる形で先制点を許してしまう。

思わぬ形で失点し、その後もピンチを迎えるリガーレヴィア。しかし、相手の抜け出しからの1対1はゴレイロ石崎がブロック。
その後もピンチを迎える場面が続くも、石崎、高垣を中心とした身体を張ったディフェンスでなんとか追加得点を許さない。

その後はチャンスを作るタイミングも。上地が右サイドを突破してシュートを放つも、ここは相手ゴレイロに阻まれる。
ピヴォの樺島も反転からチャンスを作るも、決め切ることができない。

またもリガーレヴィアのピンチ。相手に押し込まれると、斜めにパスを通され、ファーサイドの相手に流し込まれ0-2。

早々に2点のリードを許してしまう。ここでリガーレヴィアのタイムアウト。
タイムアウト明けからはラインを少し下げた守備とセットプレーから流れを作るリガーレヴィア。

ボールを奪取してからのカウンターでチャンスをつくる場面も増える。
カバーリングに入った高垣がボールを奪うと、そのまま持ち上がって数的優位のチャンス。
ここはパスが合わないも、カウンターに活路を見出す。

コーナーキックから高垣のボレーシュート、これをゴール前に詰めていた上地が相手ゴレイロの目前でコースを変え、ゴールを奪う。
1点を返したリガーレヴィア。ここから巻き返すことができるか。

この日Fリーグデビュー戦となった中江もタイトなマークで相手ピヴォに仕事をさせない。
尻屋が前線からのプレスで存在感を見せる。相手のパスミスを誘い、セットプレーに繋げる。

北海道も個人技と対角へのパスを中心とした攻撃を見せるが、フィクソの高垣、中江を中心とした守備でゴールを割らせない。

加世田、下田もドリブルからチャンスメイク。何度も折り返しを見せるが、中々合わせることができない。

前半は1-2で終了。早々に2点を失いながらも、1点を返し、試合はまだまだわからない展開に。

2nd ピリオド

同点、逆転すべく後半へ向かうリガーレヴィア。
立ち上がりから攻勢に出る。
カウンターから数的優位の状況を作り、樺島が折り返したボールに、ファーに詰めた中江がギリギリ触るも、枠を捉えることはできない。

同じくカウンターから数的優位のチャンス、ファーに尻屋が詰めるもここも触ることができず。
大チャンスを作るも決めきれないリガーレヴィア。

すると北海道も反撃。
右サイドからドリブル突破。ピヴォあてからのシュートを決められ、3点目を許してしまう。
チャンスを決めきれず、反対にピンチで失点してしまい、点差を広げられる展開に。

なんとか追いすがりたいリガーレヴィア。前半同様にカウンターとセットプレーからチャンスを狙う。
花島がカウンターから抜け出し、チャンスを迎えるも、ゴレイロとの1対1は防がれてしまう。

今度は北海道のカウンター。右サイドからの折り返しを一旦は樺島がブロックするも、そのこぼれ球を詰められ1-4。
点差を広げられてしまう。

なんとか得点を重ねたいリガーレヴィアだが、相手のパス回しを前にうまくボールを保持することができない。
ピヴォの菊地(耕)、樺島をうまく使いたいが中々合わせることができない。

北海道の個人技。右サイドをドリブルで突破されると、ゴレイロも交わされシュートを決められ、1-5。
後半の開始10分で流れを握られ、連続得点を許してしまう。

後半開始早々のチャンスを決めきれなかったことが悔やまれる展開。

リガーレヴィアは4点の点差を埋めるべく、早い段階からパワープレーを選択。
リスクを冒して得点を狙う。

その後はパワープレーからチャンスを作る。
加世田がボールを運んでファーサイドの高垣にシュートパス。これは合わすことができず。
その後も同じような形からシュートチャンスを作るも、決め切ることができない。

すると、シュートを相手ゴレイロにキャッチされると、すかさずロングシュート。
パワープレー返しを決められ、さらに点差を離されてしまう。

その後もパワープレーを継続。サイドの加世田、花島からのパスでチャンスを狙う。
花島からの折り返しのこぼれ球から、加世田が押し込み、1点を返す。

点差は開いているが、なんとかシュートまで持ち込むリガーレヴィア。
しかしゴールに繋げることができない。

反対に、相手のコーナーキックから見事なボレーシュートがネットに突き刺さり、2-8。

終わってみれば点差をつけられての敗北となった。
少しの差が結果として取り返しのつかないことになることを実感した試合となった。
スタッフ、選手、そして応援してくださる方々皆が苦しい状況だが、後半戦は続いていく。

休む間もなく、次節はアウェイに乗り込んで、アグミーナ浜松との試合を迎える。
ここで立ち止まることはできないリガーレヴィア。自分たちを信じて、勝利に向けてどれだけ積み重ねられるか。
真価が問われる。