3部参入の狭き門である1枠をかけて、昨年チャレンジリーグで共に闘ったcriacaoとの決勝戦となりました。
お互いに2戦目ということもあり、疲労があちこちに見られる中、ロコスは若さと勢いでスピードも落ちることなく、果敢に攻撃を仕掛けていきます。
相手の強シュートへの警戒を強め、相手シュートをことごとくブロックします。
しかし、恐れていたパターンで相手にかわされると、サイド角度のないところからゴール隅に流し込まれ、失点を許してしまいます。
なんとかして追いつきたいロコスは、様々なサインプレーを駆使し、少しずつゴール前に迫っていきます。
コーナーキックから#9 菊池慧が速いボールをゴール前に蹴り込むと、ゴールポストに当たったボールを#3 小原樹がしっかりと押し込み、ゲームを振り出しに戻します。

後半に入り、お互い身体と意地をぶつけ合う展開になります。
両者カウンターなどからビッグチャンスもあるものの、ゴールネットが揺れないまま後半も終了。

1-1の同点のため、3分ハーフの延長戦へ。
スタミナでは負けていないロコスが、豊富な運動量とスピードでゴール前に迫りますが、相手の強い身体に跳ね返されるシーンが多くなります。
お互いに負けられない試合。
一歩も譲らず、延長戦はスコアレス。

3部参入をかけた決勝戦は、PK戦へともつれ込みました。
全員が見守り、仲間を信じて祈りましたが、5-6で負け、3部参入の切符を手に入れることができませんでした。

選手たちは、まさに字のごとく、死力を尽くして闘いました。
仲間を信じて、仲間のために走り、声を出して、身体を投げ出して、相手の攻撃を跳ね返しては吠えました。
勝利の女神は微笑んではくれませんでしたが、苦しいこの闘いを通して、すごくチームは1つになったと思います。

来期はまた、チャレンジリーグでの闘いとなります。
一昨年にチャレンジリーグで逃し、今日目の前で逃した昇格への切符を、来期必ず、全員で奪いにいきます。
皆さんに応援していただけるチームであり続けられるよう、またみんなで1つになって闘います。
今シーズン、たくさんの応援を本当にありがとうございました。
皆さんの応援で選手たちはここまで来れました。
また来期も、ぜひ応援よろしくお願いいたします!